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誰かを「万悪の根源」と呼ぶとき、その時点で彼らはすでに負けている。

September 29, 2025

ヒトラーの時代、彼一人が突然狂ったのではない。

彼を「救世主」に仕立て上げたのは、

絶望の中で「一人の悪」を欲した群衆だった。

トランプも、同じように「敵をつくることで支持される人間」だった。

彼はアメリカの白人の不安や反エリート、反グローバリゼーションの感情を受け止める「受け皿」である。

今、誰かを“万悪の根源”と名指しする人々を見ると、私は思う。

彼らこそが、次のヒトラーを呼び寄せるかもしれない。

その“悪”は、外から来るのではない。

私たちの内側から、形を得て姿を持つのだ。

なぜ「ポピュリズム」が勝てるのか?なぜ「集団憎悪」が堂々と正当化されるようになったのか?その背後には長年にわたる思想の傾斜と感情の凝集がある。

これが思想史研究の意義であり、私が興味を持っている研究方向の一つでもあります。思想史は「誰がある考えを思いついたか」を研究するのではなく、「ある観念がどのように集団意識の中で沈殿し、渦巻き、発酵して時代の気配となるか」を研究するものです。

ある現象を批判するとき、私は人格攻撃をしているのではなく、集団の意識の流れの方向を捉えようとしているのだ。これが、私を執拗に嫌がらせする連中があと100 年費やしても理解できない理屈なのだ。

彼らは私を「問題そのもの」と見なしており、まるでヒトラーやトランプを「魔王」と見なすかのようです。

しかし、もっと分析されるべきなのは「私が誰か」ではなく、なぜ彼らがわざわざ「罪人をでっち上げて」すべてを背負わせようとするのか、という点だ。